最近はオフィスや家庭に急速にパソコンが普及してきましたが、まだ(研究者の方が使うのは別として)「パソコンで勉強をする」というのはあまりポピュラーではないと思います。そこでパソコンをカレッジ・ライフに活用している例として、私の普段の学生生活を日記形式でお伝えします。   12月○日(月曜日)  今日は英語講読で指名される予定なのだが、まだ予習をやってない。こんな時はあせらず、ノートパソコンを使って通学電車の中で予習をする。周りの目が少し気になるが、慣れてしまえば快適だ。単語を調べるのも紙の辞書を引くより断然早いし、検索結果をコピー&ペーストすれば自分だけのオリジナル単語帳が作れる。どうやら学校に着く迄に予習が終わりそうだ。 ×日(木曜日) 今日の一時限は講義だ。もちろんノートはノートパソコンで取る。解らない言葉が出てきたらエディタからホットキーで即辞書を起動、その場で意味を確認できる。講義毎に何冊もノートを用意する必要も無い。 次の授業までずいぶん時間が余っている。そこでパソコン通信の未読処理をすることにした。早速公衆電話からアクセスしたら、高校時代の友人からメールが届いている。夜帰るのが遅い僕にとって、電子メールは重要なコミュニケーション手段になっている。どうやら仲間内で同窓会をするらしい。OKの返事を書いて、再び公衆電話で送った。 △日(日曜日)  家にて、来週提出分のレポートを書く。講義のファイルを参照しながらエディタで下書きをして、ワープロソフトで仕上げをする。大体終わったが、どうしても引用したい本があった。こんな時はインターネットで学校の図書館の検索システムにつなぎ、キーワードで検索。すぐに必要な本が見つかった。所蔵されている場所を確かめて、今日の勉強は終わりにする。明日はまず図書館に行かなければ。    概ねこんな感じで充実したパソコン・カレッジライフを送っています。もちろん毎日持ち歩くにはまだノート・パソコンは重いですし、バッテリを気にしないといけないなどデメリットもありますが、それを上回る利便性と魅力がパソコンには有ります。将来は、こうしたスタイルがもっとポピュラーになるかも知れません。もちろんそうなるには、モバイルコンピューティングやネットワークの更なる発展が必要なのは言うまでも有りませんが。